文化、社会、人生観などのジャンルで、全国紙・ブロック紙・地方紙のコラムニストがつづった珠玉のコラム集2012年7号です。5月3日の憲法記念日に因んで書かれたコラム4本を収録、改憲論議もにぎやかななか、作家・瀬戸内寂聴さんの「憲法は世界に誇れる文化遺産」との言葉が心に響きます。このほか、有識者の名言、至言、珍言、知っているようで知らないわがまちのことなど、時として人生の指針ともなりえる各新聞社のコラムを多数収録。コラム歳時記をぜひ年間購読ください。
- 本号の注目コラム
- 憲法記念日
憲法記念日、子どもの日・・・ゴールデンウィーク真っ只中の休日に、その休日の意味を考えることの意義を説いたコラムを紹介。子どもの日のコラムでは、ちまきの由来を説いた高知新聞「小社会」(5.5)、子どもの成長と家庭環境などの関連性を米国の教育研究者ドロシー・ロー・ノルトン氏の言葉から紐解いた四国新聞「一日一言」(5.5)などを読むことが出来ます。
- コラム歳時記ジャンル:文化(計39本)=芸術(12)文化(11)歴史(6)
- 歴史がなかった時代と歴史に刻まれる時代
このジャンルの注目ヘッドライン ◎俳句、短歌、作詞、演劇など・・・ジャンルを軽く超越した寺山修司さんが、靴を嫌い、サンダルを愛した理由◎「そばにいる」「1人じゃない」「君を守りたい」洋楽から独立を図るJポップとはなにかを読み解きます。◎ローマ帝国5賢帝・15代皇帝ピウスが築いた「歴史がなかった時代」の意味を考えます。
- コラム歳時記ジャンル:社会(計25本)=憲法記念日(4)日本(16)世界(2)戦争・平和(3)
- 言語文化から考える、罵倒語の多い中国との付き合い方
このジャンルの注目ヘッドライン ◎「押し付けられた」か「誇れる文化遺産」か。改憲論議にぎやかな時代に憲法の意味と意義を考えてみませんか。◎罵倒語の多い中国語。反対に極めて少ない日本語。対中国との関係構築を言語の違いから考えます。◎子を思う母の気持ちは世界共通。アサド・シリア大統領夫人のアスマ夫人に送られた国連大使婦人達からのメッセージ。
- コラム歳時記ジャンル:人生(計65本)=人生(18)こどもの日(12)家庭・世代(26)福祉・人権(3)教育(6)
- こどもの日と、母の日と。わが身を振り返りたい日でもあります
このジャンルの注目ヘッドライン◎「手のひらのしあわせ」を追求。90歳で紙人形作家マサコ・ムトーとして知られるようになった北九州市出身の武藤正子さん◎こどもの日の思い出したい「自分が子どもだった頃」純真で前向きだった子どもの心を思い出してみませんか。◎母の日に思う「親ごころ」吉田松陰の辞世句「親思う心にまさる親心」。わが身が受けた親の愛をしみじみと思い出したいものです。
- コラム歳時記ジャンル:生活(計41本)=生活(23)職業(6)健康・医療(8)余暇・スポーツ(4)
- 尾張藩重臣・横井也有が残した、健やかに過ごすための十訓
このジャンルの注目ヘッドライン◎新茶の季節に振り返る、「茶の文化が、庶民に浸透するまで」。伝来した奈良時代から、誰でも新茶の香りを楽しめる現代を振り返ります。◎近頃の社員に求められる「コミュニケーション能力」。誤解の余地がある方がコミュニケーションの実感をもたらすのだそうです。◎江戸時代・尾張藩重臣・横井也有が残した健やかに生きるための十訓。現代の生活習慣病を見透かしたような先見性と戒めの言葉でもある「小欲多施」。
- コラム歳時記ジャンル:自然・環境(計34本)=金環日食(4)自然・科学(20)環境(10)
- 人の良さすべて持ち、欠点を持ち合わせない犬
このジャンルの注目ヘッドライン◎「永遠と一瞬」を切り取って見せた世紀の天体ショー・金環日食に関するコラムが掲載されています。◎人の気持ちを察し、がんの探知や犯罪捜査にまでお手柄。「人の良さを全て兼ね備えながら、その欠点を全く持っていない」犬の賢さを紹介します。◎水の使用量 先進国の子どもは発展国途上国の最大50倍。水のありがたさを改めて考えます。新聞コラムにご興味のある方には、こちらもお薦めです。