文化、社会、人生観などのジャンルで、全国紙・ブロック紙・地方紙のコラムニストがつづった珠玉のコラム集2012年6号です。今年4月は、石川啄木没後100年。石川を綴ったコラムを7本収録したほか、作家など有識者の名言、至言、知っているようで知らないわがまちのことなど、時として人生の指針ともなりえるコラムを掲載、コラム歳時記をぜひ年間購読ください。
- 本号の注目コラム
- 歌詠み 四国新聞・一日一言
わずか26歳で病没、その悲哀さと殊勝な歌で今も人気の石川啄木。今年は彼の没後100年です。彼の私生活、実は借金の大半を遊興費に使うなど乱れたものでした。国語学者の金田一春彦さんの家と石川との関係など、石川啄木を綴ったコラム。そのほか注目コラムは、ベテラン新聞記者が新人時代に先輩社員からもらった言葉から新聞記事の役割を綴った「春の新聞週間」(山形新聞・談話室 4.5)トキ自然繁殖までのエピソードを綴った「放鳥トキからの2世誕生」(新潟日報・日報抄 4.23)など。
- コラム歳時記ジャンル:文化(計36本)=芸術(19)文化(12)歴史(5)
- 君に伝えたい本屋さんの思い出
このジャンルの注目ヘッドライン◎寛容・謙虚な気持ちで人生を詠みつづけた詩人・徳永民平さん◎電子書籍化の流れの中で見つけた、「君に伝えたい本屋さんの思い出」(日販マーケティング本部編)、偉人と本屋さんの触れ合いを紹介しています。◎神武天皇建国の地にふさわしい校舎に 奈良の名門校・畝傍高校に寄せられる地元愛や歴史愛
- コラム歳時記ジャンル:社会(計39本)=春の新聞週間(10)日本(21)世界(6)戦争・平和(2)
- 退却戦をいかに凌ぐか「殿」(しんがり)の役割を考えます
このジャンルの注目ヘッドライン◎薬師寺元管長・高田好胤さんが説く「見る」と「観る」の違い、この違いをどう著すか、新聞週間に新聞社自身が問いかけます。◎右肩下がりの時代に求められるリーダー像 退却戦をいかに凌ぐか「殿」(しんがり)の役割を考えます。◎日本在住・外国人が見た日本というもの。「すみません」喧噪の都会にある社会の潤滑油を分析しています。
- コラム歳時記ジャンル:人生(計31本)=人生(5)家庭・世代(8)福祉・人権(9)教育(9)
- 「楠学問」昨今の促成栽培教育の時代に考えたい教えです
このジャンルの注目ヘッドライン◎つまづきのある人生もまた良し ドラマ「37歳で医者になった僕」の原作者の生き様が若者にエールを贈ります。◎入学式の式辞に頻出「楠学問」昨今の促成栽培教育の時代に考えたい教えです。◎3面記事に載る社会面 時代を映す鏡です。
- コラム歳時記ジャンル:生活(計47本)=生活(15)職業(14)健康・医療(13)余暇・スポーツ(5)
- 「丸くて優しい」明治から今へ愛される、あんぱん
このジャンルの注目ヘッドライン◎「丸くて優しい」明治8年、木村屋「あんぱん」を陛下に勧めたのは幕末の幕臣・山岡鉄舟 時代を超えて日本人に愛される食べ物です。◎フレッシュマンに贈る言葉「胸を張って歩こう」◎健康のために還暦までにやっておきたいこと。「毎日に気を配る」40代と「悔いのない毎日を」50代の今の意識の差
- コラム歳時記ジャンル:自然・環境(計34本)=トキ2世誕生(8)自然・科学(18)環境(8)
- 声なきジュゴンの悲痛な叫びに耳を傾けてみませんか?
このジャンルの注目ヘッドライン ◎野生下で36年ぶり 放鳥トキから2世誕生 トキの生育に、自然の厳しさの中で生きていくことと人の関与の在り方を考えます。◎人魚姫のモデル・ジュゴン 沖縄防衛局が作った環境影響評価は「影響ない」。 声なきジュゴンの悲痛な叫びに耳を傾けてみませんか?◎「人間は植物に向こうてオジギをせねばならぬ立場にある」植物学者・牧野富太郎氏が説く、植物や自然への畏敬を考えます。