科学技術への信頼が大きく揺らいでいます。発端は、STAP問題。その後も、論文のコピー&ペーストが明らかになりました。背景にあるのは、短時間で求められる成果、一部大学に偏る研究費など。博士の大量輩出もあり、日本の知の価値は危機的状況にあります。「検証 STAP問題」読売連載など、これからの科学のあり方を問います。ピックアップトピックスは「欧州から学ぶ廃炉」「災害ロボット」など。
- 特集概要
- 研究現場の今~科学技術発展への模索~
▼検証STAP問題 読売連載▼東大・阪大も調査 「コピペ」論文を許すな▼偏る研究費 求められる成果 博士大量輩出など科学者を取り巻く問題など。全国85紙の新聞記事から科学の「今」を読み解く!
- 今号のピックアップトピックス
- 欧州から学ぶ廃炉
欧州から学ぶ廃炉「原発の後始末 ドイツに見る廃炉」東京新聞連載ほか、スウェーデンの情報開示力災害ロボット小型で高性能 人が行けない場所が活躍フィールド温暖化適応と対策バランス壊れた炭素循環 温暖化がもたらす自然・感染リスク炭素繊維と技術植物から新素材も 炭素繊維は航空機や燃料電池車にも
- 継続トピックス:自然、生物、宇宙、地球
- (自然)マダガスカルの森 消滅の危機
このジャンルの注目ヘッドライン(自然)約25万種の野性動物が生息 マダガスカルの森 消滅の危機(環境)くぼ地のヘドロに効果 島根・中海の水質浄化作戦進行中(生物)色を見分けるセンサー とんぼが群を抜く(宇宙)土星の衛星 高まる生命の期待(地球)気象庁 降灰予想 3月からリニューアルなど。
- 継続トピックス:地震、原子力、エネルギー、宇宙開発、技術、科学者
- (原子力)放射性セシウムの行方
このジャンルの注目ヘッドライン(地震)わかってきた 津波火災のメカズム(原子力)事故後4年 放射性セシウムの行方 土壌や生態系で追う(エネルギー)太陽光発電 宇宙から JAXAが実証実験(宇宙開発)重さ1/10まで軽減も 超小型衛星は地球観測に期待(技術)介護市場へ転用期待 人間型ロボットに持つ愛着(科学者)合金で高額ロジウム作製に成功 京大 北川宏教授など。
- 継続トピックス:ライフサイエンス、化学、理科教育
- (ライフサイエンス)3人の親を持つ子
このジャンルの注目ヘッドライン(ライフサイエンス)世界初 3人の親を持つ子 イギリスで合法化(理科教育)世界の高校に波及 オーストラリア初「ビッグヒストリー」など。