徘徊していた認知症の男性が線路内に入り、列車にはねられ死亡した事件で、裁判所が遺族に損害賠償を命じる判決を下しました。これを機に「閉じ込め」危惧が再燃。また、高齢者の自動車事故も増加傾向にあり、原因の一つに認知症が疑われています。高齢者の人権や社会的権利を守りつつ、地域・社会との共生をどう図るのかを探ります。ピックアップトピックスは「介護保険制度改革」「地域の中の施設」など。
- 特集概要
- 認知症と社会~共に歩むために~
▼認知症男性が鉄道事故、死亡 残された遺族には賠償命令。その波紋は・・・▼周辺症状治療に目立つ不適切投与で厚労省が指針▼ベルギーの先進事例、行動研究から安全誘導 読売「認知症 社会と歩む」▼模擬訓練10年 福岡大牟田市の「徘徊SOSネットワーク」とは?など。全国85紙の新聞記事から福祉の「今」を読み解く!
- 今号のピックアップトピックス
- 介護保険改革
介護保険改革介護度の低い要支援者認定者を市町村事業に移管で介護難民が増加か 介護保険制度改革変更の中身と課題「最期」の選択施設か自宅か おだやかな人生の最後を迎えるための方策と支援体制身体づくり日常の運動機能の強化次第で若返りも期待できる 高齢者の体力づくりの要点地域の中の施設カフェや文化講座、託児所など 地域に開かれた複合的介護施設で得られるメリットとは?
- 継続トピックス:認知症、高齢者の人権、社会保障と行政、介護サービス
- (社会保障と行政)確定拠出導入など年金改革を急ぐ企業
このジャンルの注目ヘッドライン(認知症)コミュニケーションで「尊重」を伝える フランス発介護看護手法「ユマニチュード」(高齢者の人権)経済苦や介護疲れが背景にも 虐待の原因などを調べた朝日・高齢者虐待防止学会共同調査(社会保障と行政)新会計基準で年金積み立て不足が企業の負担に 確定拠出導入など年金改革を急ぐ企業(介護サービス)全国初 リハビリ特化の出張型デイサービスが沖縄に誕生など。
- 継続トピックス:介護従事者、家族介護者、地域で支える
- (家族介護者)介護は誰がする?男性と女性の意識の差 鮮明に
このジャンルの注目ヘッドライン(介護従事者)原発事故 被災地の介護職員不足を支援する愛媛の社会福祉法人「西予総合福祉会」(家族介護者)介護は誰がする?男性と女性の意識の差鮮明に(地域で支える)「地域交流少なければ、高齢者の閉じこもり割合が高い」の調査から見えてくるものなど。
- 継続トピックス:災害に備える、福祉機器、高齢社会のいま
- (福祉機器)各社が力を入れる排泄ケア商品
このジャンルの注目ヘッドライン(災害に備える)離島などの過疎地 本当に避難できるのか 住民の不安大きく(福祉機器)レンタルで普及 技術も進歩 各社が力を入れる排泄ケア商品(高齢社会のいま)手入れされない墓全国で増加中 撤去、整理する「改葬」の動きもなど。全国85紙の新聞記事から福祉の「今」を読み解く!