障害者差別解消法案が国会に提出され、国や自治体の公的機関に障害者に対する合理的配慮が求められます。障害者の活動支援で重要なのが「情報」。特集では視覚・聴覚障害者らを対象にした、講義や公園を瞬時に字幕化する研究やアプリを使ったバリアフリーの観光径路案内など障害者も使える支援活動・機器を紹介した記事を収録しました。ピックアップトピックスは「精神障碍者の雇用」「電動車いすは危険か」など。
- 特集概要
- 情報バリアフリー~支援者と機器~
▼公的機関に義務付け 障害者差別解消法案国会へ ▼病院・学校・レストランなど・・・障害者への合理的配慮を 法案の具体事例▼点字図書館で行われる「録音図書」のデジタル化▼講義や講演を瞬時に字幕化 京大・音声情報処理研究で進む▼バリアフリー案内示すアプリ お伊勢さんまいりでなど。全国85紙の新聞記事から福祉の「今」を読み解く
- 今号のピックアップトピックス
- 精神障害者の雇用
精神障害者の雇用2018年4月から精神障害者の雇用を義務付けへ 企業の向き合い方を考える外出する機会を障害者が気軽に外出するための支援体制とは電動車いすは危険か広島・菓子博 電動車いす入場拒否問題が広げた波紋補助犬の理解と支援身体障害者補助犬法10年 進まぬ周知や育成者不足の問題
- 継続トピックス:支援者・研修、ひと・意見、出産・育児
- (出産・育児)導入1か月 新型出生前診断
このジャンルの注目ヘッドライン(支援者・研修)コミュニケーションをお手伝い 自分らしい生活の支援を行う「言語聴覚士」という仕事(ひと・意見)障害者を取り巻く社会へ 記者からの一言(出産・育児)導入1か月 新型出生前診断に臨む妊婦の決意など。
- 継続トピックス:教育、特別支援教育、発達障害
- (特別支援教育)知肢併置校・鹿児島養護学校の新校舎
このジャンルの注目ヘッドライン(教育)大学・短大などに在籍の障害ある学生 05年の約2倍(特別支援教育)ゴムチップ運動場など 知肢併置校・鹿児島養護学校の新校舎は、障害者への配慮随所に(発達障害)発達障害ある子どもの支援体制を充実させる、北海道と広島市の取り組みなど。
- 継続トピックス:労働、生活、趣味・スポーツ
- (生活)視覚障害者のための運転体験ツアー
このジャンルの注目ヘッドライン(労働)障害者の就労から、自らの働く意味に気付きを得た人達が感じた感想(生活)ドライブの楽しさ伝える、視覚障害者のための運転体験ツアー(趣味・スポーツ)プロの壁画家の指導を受けて制作 障害者が書いた絵のレンタル事業をNPOが開始など。
- 継続トピックス:医療・リハビリ、福祉機器、触法障害者、行政、資料
- (触法障害者)司法と福祉の連携強化不可欠
このジャンルの注目ヘッドライン(医療・リハビリ)成人になってから診断で就職などに影響 専門家が注意呼びかける「注意欠陥多動性障害(ADHD)」(福祉機器)5千円札 視覚障害者にも区別しやすく改良 財務省と日銀 年内には識別支援アプリも(触法障害者)累犯障害者の改善へ 司法と福祉の連携強化不可欠(行政)掲載率向上ままならぬ災害弱者名簿 大阪では0.4%(資料)自閉症スペクトラム支援のあり方 個性尊重唱える本「10人に1人が抱える『生きづらさ』の正体」など。全国85紙の新聞記事から福祉の「今」を読み解く