10月15日からの新聞週間を機に各紙が説く新聞の役割が今号の特集テーマ。電子化による個人も含めた情報発信手法の変化に伴い、新聞の役割が今まで以上に問われています。社会課題や権力に対する問題検証力、未来を見通す力など、読者の共感を得ながら新聞のポジションをどう維持発展させていくのかを考えます。注目記事は「欧州から見た領土問題」「原発事故 線量試算」など。
- 特集概要
- 新聞の役割
「地域密着」65%、「世論を形成する力がある」62%など、新聞に求められる役割を、東日本大震災、原発問題、沖縄普天間基地移設問題、政治家など対権力から考えます。特集の注目ヘッドライン▼新聞週間「役立つ情報を」▼橋下市長と週刊朝日▼「沖縄を問う」地元紙が感じる全国紙への違和感など。
- 今号の注目記事
- (国際平和)欧州から見た領土問題
(国際平和)欧州から見た領土問題戦争を乗り越え共同体を目指す欧州の歴史と今から、現在の日中間の関係を危ぶみ、アジアの共同体を目指せとする「記者の目」(政治)首相所信表明 参院で拒否野田首相(当時)の所信表明を拒絶した自公。予算委の開催は求める国会運営の事情をQ&Aから(資源)原発事故 線量試算原子力規制委員会がまとめた新指針「重点策地域を30キロ圏内に拡張」などから広がる自治体の困惑と運用などの課題について解説(古代)1万2千万年前 人骨と石器沖縄で同じ遺跡から旧石器時代の人骨と石器が発見された出来事を伝える記事。「日本人の起源に迫る」とする専門家も
- 社会版ジャンル:総集メモ
- (統計)求職中の失業者世界で2億人
このジャンルの注目ヘッドライン(ひと)物理、化学、平和、文学・・・ノーベル賞各賞の受賞者と受賞理由、展望など(統計)求職中の失業者世界で2億人 25歳の若者で4割 世界銀行報告など。
- 社会版ジャンル:国際平和
- (国境)尖閣国有化のプロセス
このジャンルの注目ヘッドライン(国境)中国の「突然」は本当だったのか 尖閣国有化のプロセスを検証(核)キューバ危機から50年 当時の教訓から米国が模索するイラン核の脅威(戦後処理)今も続くナチスへの戦争犯罪追及と体験者高齢化問題など。
- 社会版ジャンル:政治
- (政治体制)米国・大統領選と宗教の関係
このジャンルの注目ヘッドライン(政治体制)建国の基礎を神に宿す米国・大統領選と宗教の関係は(行政)「明日への責任」連呼した野田首相 野党は不信任も視野(地方自治)石原都政13年を振り返る 2期目以降は「独善的」との評価(外交)同盟のほころびを本気で心配しだした米国 沖縄米兵暴行事件再発問題など。
- 社会版ジャンル:経済・財政
- (景気)揺らぐ日銀の独立性担保
このジャンルの注目ヘッドライン(経済政策)少子高齢化、人口減の課題に直面する日本 それでも半世紀前との比較では経済規模15倍(景気)揺らぐ日銀の独立性担保 金融緩和など政府圧力強化 背景には景気対策の手詰まり感(資源)原発拡散予測 規制委員会が予測ミス チェック体制の不備や「丸投げ」の問題を指摘(予算・決算)復興予算 「使い道」で疑問符 規模も3年22兆円で拡大など。
- 社会版ジャンル:産業・社会
- (情報・通信)加速ネット規制に強まる利用者の反発
このジャンルの注目ヘッドライン(情報・通信)違法ダウンロードの刑罰化など、加速ネット規制に強まる利用者の反発(社会一般)死者年3万人 犠牲者は若者多く 銃規制論強まる米国など。
- 社会版ジャンル:歴史
- (中世)「秀頼は秀吉の実子でない」
このジャンルの注目ヘッドライン(古代)古事記編さん者・太安万侶(おおのやすまろ)の墓誌から銘文と同じ文字 橿原考古学研究所が発見(中世)「秀頼は秀吉の実子でない」九大教授が著書で新説(近世)三十三間堂「通し矢」秀吉治世に度々禁止令 「ブームは江戸期」覆すなど。