厚労省が調べた2012年の人工中絶件数は約20万件。8割が20代~30代の出産適齢期で、経済的な理由で中絶を選ぶ人が少なくありません。少子化のなか、本来生まれてくるべき子どもの命が絶たれている現実。一方で幼児・児童虐待や血縁に縛られない多様な家族形態、妊娠の高齢化など社会も複雑化。妊産婦、母子支援の在り方はいかにあるべきを考えます。ピックアップトピックスは「医療費削減に向けて」「放射能の不安に寄り添う」など。
- 特集概要
- 妊産婦の支援~母と子のセーフティネット~
▼こうのとりのゆりかご 運用開始から7年▼年19万件の中絶件数 8割が適齢期 生まれ来るべき命が絶たれる理由「おなかの命は・・・中絶を考える」西日本新聞連載▼妊娠から子育て期まで継続支援 国がモデル事業など。
- 今号のピックアップトピックス
- 医療費削減に向けて
医療費削減に向けてIT化、医療費審査などの方法論 膨張する費用の抑制をどう図る?放射能の不安に寄り添う医師などが健康相談や食事指導 放射能の不安軽減へわが子とともに高次脳機能障害や染色体疾患 患者・家族支援の在り方小児科医の思い子どもの命に向き合う医師の奮闘記
- 継続トピックス:医療従事者、養成・研修、技術・療法
- (医療従事者)メッセンジャーナスの仕事
このジャンルの注目ヘッドライン(医療従事者)医師と患者の間をつなぐメッセンジャーナースの仕事(養成・研修)地域で新生児蘇生講習専用機材「NCPR」活用拡大に取組む島根県立大看護学部(技術・療法)県と大分大医学部が急性心筋梗塞症例から分析結果まとめなど。
- 継続トピックス:病院運営、地域医療を支える、在宅医療、連携・ネットワーク、患者・家族支援、移植医療、ターミナルケア・緩和ケア、医療倫理
- (医療倫理)不妊治療 卵子提供55%容認
このジャンルの注目ヘッドライン(病院運営)医療施設をアート空間に 患者の心をいやす(地域医療を支える)医師・看護師など医療スタッフの不足と向き合う地域医療最前線(在宅医療)自宅で尊厳ある死を 在宅医療で見えたもの(連携・ネットワーク)重症心身障害者の緊急時に病院をコーディネート 大阪市(患者・家族支援)がん患者の仕事継続 厚労省が支援策(ターミナルケア・緩和ケア)がん患者 医療用麻薬との付き合い方(医療倫理)不妊治療 卵子提供55%容認 岡山大全国意識調査など。
- 継続トピックス:医薬品、医療行政・人事
- (医薬品)がん患者のQOLを高める漢方
このジャンルの注目ヘッドライン(医薬品)がん患者のQOLを高める漢方 症状や副作用抑える効果(医療行政・人事)成長戦略の陰に国民皆保険制度崩壊の懸念も 混合診療拡大問題など。
- 継続トピックス:医療安全、医薬品・技術の安全、災害に備える
- (医療安全)医療事故調査制度来年10月に導入へ
このジャンルの注目ヘッドライン(医療安全)患者家族の負担軽減も期待される医療事故調査制度来年10月に導入へ(医薬品・技術の安全)誤飲でも大丈夫 錠剤新包装を開発した社長は工学部出身(災害に備える)災害時でも電子カルテ閲覧 バックアップシステムを神戸医療センターが開発など。