末期がんなど、終末期の患者の痛みを和らげるホスピス(緩和ケア)の新しい形として注目されている「ホームホスピス」を特集。事業者が患者の自宅に近い場所・環境で行うサービスで、在宅でも施設でもない第3のホスピスと位置付けられています。先進県とされる兵庫県では補助金を検討。ホームホスピスの将来性と課題を探ります。ピックアップトピックスは、「TPPは医療を壊すのか」「生体腎移植」など。
- 特集概要
- 地域で看取る~ホームホスピスの試み~
▼1件の民家を数人と共有 介護と医療サービスのホームホスピス 兵庫県で最多4か所▼宮崎「かあさんの家」モデル ホームホスピス、九州・関西で拡大▼延命なし、適切な医療 普通の暮らしの中で看取りを実現など。全国85紙の新聞記事から医療の「今」を読み解く!
- 今号のピックアップトピックス
- TPPは医療を壊すのか
TPPは医療を壊すのか混合診療全面解禁、営利企業参入、皆保険など、TPPがもたらす医療への懸念を海外事例などを交え検証生体腎移植実施例2万件 提供者の死亡が初めて起きた生体腎移植ドナー死亡で学ぶもの新型インフルエンザ中国で拡大する鳥インフルエンザ 未然の特措法はどんな効果をもたらすか快適な病院カフェ、コンビニ、アートなど、患者のために変わる病院空間先進事例
- 継続トピックス:医療従事者、養成・研修、技術・療法
- (医療従事者)女性医師の子育て支援
このジャンルの注目ヘッドライン(医療従事者)女性医師の子育て支援 時短勤務などフレキシブルな勤務体制広がる東海地方(養成・研修)新潟県立看護大が「地域」「がん」「老年」の専門看護師(CNS)養成に力点(技術・療法)神戸・先進医療センター病院 口の粘膜から角膜を再生 保険診察と併用「先進医療」としてなど。
- 継続トピックス:病院運営、地域医療を支える
- (地域医療を支える)がん検診車がピンチ
このジャンルの注目ヘッドライン(病院運営)神戸大病院の救急停止問題 原因は救急体制転換に反発との分析(地域医療を支える)厚労省「医師の同行なければ違法」との見解で、がん検診車がピンチ 弾力運営求める声もなど。
- 継続トピックス:患者・家族支援、ターミナルケア・緩和ケア
- (患者・家族支援)獨協医大研究班が冊子「がんと仕事の両立法」
このジャンルの注目ヘッドライン(患者・家族支援)体験談が基本 獨協医大研究班が「がんと仕事の両立法」まとめた冊子を作成(ターミナルケア・緩和ケア)延命措置の是非議論にも影響 尊厳死協会が認知症高齢者の末期判断の定義明示など。
- 継続トピックス:医療倫理、救急医療、医薬品、医療行政・人事
- (医薬品)相談機能強化など多機能化する薬局
このジャンルの注目ヘッドライン(医療倫理)新型出生前診断始まる カウンセリング、患者に向き合う姿勢大切との指摘(救急医療)普及低迷する民間救急の訳(医薬品)栄養相談からがんまで 相談機能強化など多機能化する薬局 専門家「原点に戻る取組み」と評価(医療行政・人事)再生医療のアクセルとブレーキ 厚労省専門委がまとめた報告書の中身など。
- 継続トピックス:医療ニュース、医療安全、医薬品・技術の安全、災害に備える
- (医薬品・技術の安全)社説・イレッサ原告全面敗訴確定
このジャンルの注目ヘッドライン(医療ニュース)製薬会社からの資金提供の公開 医師らの異論で内容後退(医療安全)厚労省が検討 医療事故の第3者調査 実施例「死因究明モデル事業」から探る(医薬品・技術の安全)イレッサ原告全面敗訴が確定 各紙社説の読み比べ(災害に備える)東日本大震災で連携不足の指摘 「災害派遣精神医療チーム」を厚労省が一元管理など。全国85紙の新聞記事から医療の「今」を読み解く!