新聞・朝刊1面コラムの執筆者に敬服。
2024-03-23
デスク周りを整理整頓中、
ふと目に留まった、
月刊 『コラム歳時記』 の創刊号を手に取って見る。
1984年1月1日~1月31日まで収録。
当時の目次には、
“マスコミ”という項目が設けられていて、
リアルなマスコミ現場が、垣間見れ・・・。
★奈良新聞 1984年1月4日 水曜日
正月と言えども新聞社のニュース取材は休みなく稼働している。
ローテーションを組んでの交代出勤だ。(中略)
「新聞記者は因果な商売」と思わざるを得ぬ。(中略)
見る聞く直ちに駆け出す。瞬間の油断を許さぬ。
外勤員にとっては、年中目覚まし時計が鳴って、
年中三つ番の半鐘が鳴っている。(中略)
新聞は読者の目であり耳であり足。
こうした自覚の上に立って、
目覚まし時計のネジを大きくまこう。
奈良新聞の目覚まし時計は鳴りっぱなしである。(良)
★神戸新聞 1984年1月5日 木曜日
「正平」(せいへい)は「厳正公平」。
そして「調」は中国の詩「清平調」から採られた。
連作で三首からなるこの詩はボタンの花のように華麗だとか。
だから「正平調」は
「公平の上に、流れるようなリズム感を」の意味がこめられる。
まったく大変な名前を先輩はつけたもので、
毎日の苦吟のたびにその名を恨みたくなる
★長崎新聞 1984年1月17日 火曜日
四百字詰めの原稿用紙で二枚足らずのこの欄は、
新聞をビルに例えるなら記事欄では一番下の階。
常に横長のスペースに陣取っているから
ウナギの寝床と見立てれば地階からの精いっぱいのつぶやきか。
(中略)ない知恵を絞るのに呻吟、苦吟の連続
新聞・朝刊1面コラムだからこそ、
思いを語れる文章があるように思います。
その昔、
1人で執筆されるのが当たり前だった時代、
働き方改革も重なって、複数で書くスタイルが増えたようですが、
ある地方紙の論説委員の方は、現在お一人で書いておられます。
驚くべきことで、心から敬服します。
また、
ある地方紙の論説委員長は、
記者でもあるため、取材現場を回りながら、
定期的に1面コラムも担当され、ニュース解説もされ etc…、
いつ睡眠を摂っていらっしゃるのかと、
本当に不思議でしかたありません。
新聞社の方々は、
心底、タフでいらっしゃいます。
心底、敬服いたします。
新聞は、休刊日でない限り、
毎日、当たり前のようにポストに入っています。
執筆者にとっての一つの励みは、
執筆された記事やコラムを、
「へぇ~」、「なるほど~」 と思って読んでもらうことだそうです。
月刊 『コラム歳時記』 を読む時は、是非とも、
「へぇ~」、「ほぉ~」 と言って、
ご一読ください!
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Have a Good Saturday!
発行人 北島聖子
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貴重な、月刊『コラム歳時記』創刊号。当時はスタッフの手書きイラストで表紙を飾っていたそうです。 -
現在の月刊『コラム歳時記』です。イラストレーター 佐藤邦雄さんの擬人化された可愛い動物たちに、表紙を飾って頂いています。