ニュースパークへ (日本新聞博物館)
2023-11-25
企画展
「そのとき新聞は、記者は、情報はー関東大震災100年」
を観に行ってきました。
1923年(大正12)年9月1日午前11時58分。
死者・行方不明者は約10万5千人。
(うち約9万2千人は火災によるもの)
東京の新聞社も4社を除いて社屋が焼失。
新聞発行が困難な状況に陥る中、
なんとしてでも情報を伝えようと、
各社は足踏み式の印刷機などを使って号外を発行。
新聞社の当時の状況、
記者が被災地で見たもの・経験したことなど、
当時の紙面や写真で振り返る企画展です。
Ⅰ 震災発生 そのとき新聞社は、新聞は、記者は
Ⅱ 震源地・神奈川、横浜は どのように伝えられたか
Ⅲ 不確かな情報、流言、デマ、混乱
Ⅳ 関東大震災前後の震災、新聞社の防災・減災の取り組み
順路を誘導するタペストリーに書かれてある言葉と共にある、
茶けた当時のリアルな記事は、今読んでも響きます。
どんな状況でも人々に情報を届けようとする、
新聞社と記者の「本能」とも言える姿に対して、
私たち読み手は、どれだけ大切に思わないといけないことか。
また、
その伝えられたことを教訓として、
日常生活に生かしていかなければならないことも。
ミックの誌面企画についても、
同じ思いを重ねずにはいられません。
二次使用させていただいているからこそ、
その思いと共に、社会に役立つ企画を打ち出していかねば。
常設展では、
小学5年生のクラスが、先生と見学に来ていました。
案内人が生徒たちへ、
情報は何処から得ていますか?との問いかけに、
「新聞から」 と答えた生徒はゼロでした。
まだ小学生。
だからこそ、
今日、あなたたちは、ここにいるのですよ!
少しでも、
記事から、写真から、情報社会で生きる術と同時に、
新聞の魅力も感じ取ってほしい、と思いました。
★ニュースパーク(日本新聞博物館)
〒231-8311
神奈川県横浜市中区日本大通11
横浜情報文化センター
TEL 045-661-2040
みなとみらい線 「日本大通り駅」3番出口(情文センター口)直結
日本の新聞★★★新しい魅力、提案します。
「情報の森」 に見立て、子どもたちに分かりやすく紹介♪
Have a Good Saturday!
発行人 北島聖子
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企画展「そのとき新聞は、記者は、情報は ー関東大震災100年」 -
小学5年生のクラスが見学に。熱心にメモを取っていました。 -
博物館のシンボルモニュメント、巨大なVBW型新聞オフセット輪転機。