【ブログ】日曜担当 CS(い)★活字を読むこと
2022-12-04
先日発刊されました『子どもの虐待記事読み比べ⑬』、
お申込いただきました皆さま、お手元に届きましたでしょうか?
毎年発刊され読みますが、いつも胸が痛み、
読むのがつらくなる記事ばかりです。
『子どもの虐待記事読み比べ』に限らず、どの銘柄を読んでいても、
耐え難い苦痛を経験された体験談や、
日々生きづらさを感じて生活している方の記事が載っています。
苦しみを声に出して説明できない子どもさんや障害を持つ方のために
活動している方々やご家族の声も沢山載っています。
日々生活している中ではなかなか聞けない貴重な声が
新聞には書かれています。
最近、新聞の購読者数が減っているという話や
若者の新聞離れの話をよく聞きます。
新聞は若い方にこそ読んでいただきたい記事が
沢山あるので大変残念な気持ちになります。
『教育版』など読んでいると、新聞だけではなく
活字離れの問題もよく目にします。
そんな中、目にとまったコラム紹介。
『月刊 コラム歳時記』(2022年12号 p.18 福島民報)より
病気に本を処方するという治療法「ビブリオセラピー」について
書かれたコラム。
読書で問題を解決したり心身に良い影響をもたらしたりするそうです。
始まりは古代ギリシャの都市国家テーベの時代で
図書館は「魂の癒やしの場所」とされていたそうです。
現在の英国では医療サービスとして国から認められ、
医師が症状に合わせて本を処方しているそうです。
年間120万人以上が利用しているとのこと。
言葉に救われることってありますよね。
日本でももっと普及してほしいです。
そして気になる本。
『切抜き速報 教育版』(2022年12号 p.36 日本経済新聞より)
英国の歴史家E・H・カー氏の『歴史とは何か』の新訳が
相当売れているそうです。
面白いのが、記者の方がその本の旧訳を読んだ経験があり、
内容がさっぱりわからないという程難しい本だけど
何か大事なことが書いてあると伝わってくる本なのだそうです。
活字離れが問題視されている世の中ということもありますし、
よく売れる本ってわかりやすい本なのかなと思いがちですが、
こういう難解な本も沢山売れているって嬉しい話ですね。
この記事を読んで私も挑戦したくなりましたJ
本を読んで「さっぱりわからない」というのも良い体験だと思います。
何年か後に読んで前回より少しでも理解できる部分が増えていると
嬉しいもんですよね。
では、よい日曜日をお過ごしください。
今週は、『保育と幼児教育版』 『健康りてらしぃ』『食と生活版』
2023年1号の発送がございます。
ご購読されている皆さま、楽しみにお待ちください。