憲法施行から70年。今年ほど、改憲論議が盛んだった年はなかったかもしれません。北朝鮮のミサイル、中国の海洋進出など日本を取り巻く安全保障が不安定になったことを背景に、9条の改憲を目指す改憲派と、護憲を掲げる勢力の議論が、私たちの憲法への意識を強くするきっかけになりました。憲法記念日、安倍首相の憲法改正発言を受けた各紙社説・論説を中心にまとめました。
- 全国紙 憲法記念日の社説・論説
- 改憲・護憲 全国紙の主張▼朝日 憲法は深く傷つけられている
▼産経 現行憲法 国民を守る視点欠く
▼毎日 民主主義の裾野広げた現行憲法
▼読売 改正には幅広い合意形成を
- ブロック紙・地方紙 憲法記念日の社説・論説
- 護憲と熟考 ブロック紙・地方紙の主張▼北海道 今の政治は憲法と民主主義の精神から離れている
▼東京 国際協調主義が不朽の原理
▼北日本 次世代に残すための議論を
▼中国 なし崩し的 機は熟したか
▼長崎 現実と理念を冷静に見詰めよ
など。
- 全国紙 安倍首相発言を巡る社説・論説
- 安倍首相 9条改憲発言を受けて▼朝日 日本の骨格失う危機
▼産経 首相の強い指導力に期待
▼毎日 議論の基盤を壊す
▼日経 具体的な議論は有意義
- ブロック紙・地方紙 安倍首相発言を巡る社説・論説
- 安倍首相 9条改憲発言を受けて▼信濃毎日 首相と総裁の使い分けはご都合主義
▼神戸 国民軽視の姿勢
▼北日本 「1強」の慢心
▼熊本日日 国民の分断を招く
▼愛媛 自民改憲本部「結論ありき」は許されない
など。