痛みや吐き気、だるさなど、がんなどの治療に伴う不快な症状を和らげる緩和ケアの記事をまとめた特集です。病院・ホスピス・在宅の各医療現場からの報告、または胃ろう、スピリチュアルケアなどのテーマ別、さらには2005年から13年までの緩和ケアの歴史を特別収録し、過去・現在から緩和ケアの歴史から将来のあるべき姿とは何なのかを探ります。
- 病院・ホスピスの現場から
- 緩和ケア「診断時から」の動き広がるこのジャンルの注目ヘッドライン▼緩和ケア「診断時から実施」の動き広がる▼特殊外来、専門病棟 必要な助言、患者望みなどの寄り添い療法▼看護する家族のケア「レスパイト(休息)ケア」にも取り組む、子どもホスピスなど。
- 在宅医療の現場から
- 在宅医療 IPEの重要性高まるこのジャンルの注目ヘッドライン▼終末期は家族と共に 希望63%に現実は12%▼IPE(専門職連携教育)の実践で知られる、揖斐川町・揖斐郡北部地域医療センターと三重大学部の取り組み▼管理栄養士や薬剤師が専門知識でサポート 訪問指導の効果と課題▼家族形態の変化など、受け入れ環境の不備も 浮かび上がった訪問看護運営の厳しい実態▼専門家からの提言「在宅看護 実践30年」村松静子さん、京都府医師会副会長 北川靖さんなど。
- 胃ろうを考える
- 44%が「中止体験」胃ろうを進める難しさこのジャンルの注目ヘッドライン▼医療・介護現場に指針試案▼44%が「中止体験」胃ろうを進める難しさ▼「本人意思と質の向上が認められるときに限定すべき」胃ろう現場に向かう人の声▼再び口から食事 訓練で回復に導く他職種連携▼胃ろう患者受け入れに上限7割 不足する特養と病院の連携など。
- スピリチュアルケアを考える
- 死の文化の再構築このジャンルの注目ヘッドライン▼東日本大震災 宗教家たちが取組む支援活動▼葬式しか関わりない?仏教が医療・介護の職種と連携する「生老病死」▼全国初・仏教を背景にした緩和ケア病棟 新潟・長岡西病院ビハーラ病棟の特集「今を生きて」(新潟日報)▼生きる道標 順大教授が行う「がん哲学外来」▼宗教の専門家・東大島薗進さんが説く「死の文化の再構築」など。
- 2005年~2008年
- 緩和ケアの歴史このジャンルの注目ヘッドライン(2005年)変わるホスピスケアの形「私の居場所」毎日・連載記事(2006年)空しさ感じる医師も 終末期患者への人工栄養のあり方を考える(2007年)岡山・日本緩和医療学会総会レポート「緩和医療の今」愛媛新聞・連載(2008年)診療の煩雑さの割に報酬安 緩和ケアに医師の4割関与望まずなど。
- 2009年~2011年
- 緩和ケアの歴史このジャンルの注目ヘッドライン(2009年)「無理な治療は患者に苦痛」読売連載「命をみつめて」(2010年)在宅ホスピス支える地域ボランティア 留守中、家族の代役も(2011年)緩和ケア「知らなかった」3割 NPOがん患者意識調査など。