障害者だから大きく報道されたか?
ピアニスト辻井伸行さん優勝の記事について
当初の報道はクラシックで名高いバン・クライバーン国際ピアノコンクールでの優勝は全盲というハンディを克服しての快挙という側面がないではありませんでした。辻井さんは、幼少より耳からの音感が優れ、母親の口ずさんだ曲もたちまちのうちに覚えてしまうという優れた感性がありました。その点を押さえた記事はありましたが、全盲のピアニストは障害者を勇気づけるとの論評もありました。琴の奏者、作曲者として有名な宮城道夫もまた全盲の人でした。しかし彼を取り上げるとき、全盲という障害より、琴の奏者として作曲者として論じられることが多いように思われました。その伝でいうと、辻井さんの演奏もまた、ピアニスト辻井伸行として、今後、書かれるのではないでしょうか。両親もピアニストとして演奏を聴いてほしいとの談話があるのも肯けます。障害者版9号にも記事を載せました。
『切抜き速報 障害福祉編』 2009年9号23頁に記事転載
【編集部.T】







