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2009年07月14日

森というもの

日本アイコン そこは何が入っているかわからない大切なポケット

森のいいとこリスト

科学と環境版』のここ数号をちらっとのぞいて見ただけで、森林機能に関するじつに多くの情報がありました。

  • 炭素を保全する機能。
  • 微生物を保全する機能。それによって炭素をメタンなどの形で保全できるようになる。
  • 生物多様性を保全する機能。
  • 遺伝子を保全する機能でもある。そのためには森自体が多様でないといけない。
  • 水源涵養機能(ブナなど)。
  • 防砂、防風機能。
  • 窒素酸化物などの大気汚染物質を吸収する機能。
  • バイオ燃料の原料。

森に関するつれづれ

上に出したような多くの「機能」が森にはあります。
もちろん、もっと多くの機能を抱いているでしょう。
あくまでも、ここ数号で掲載された機能だけを拾ったものです。
これらはおそらく事実であり、森を保全するための理論武装ともなるでしょう。

しかし個人的には、森林の持つ最大のメリットは精神的なものだろうと思っています。
科学的でありたいと願っていますが、矛盾してはいないつもりです。

「機能」に対する「文化」というものでしょうか。
森を背景にしていたからこそ作られた「文化」というものがあります。

森は、外からははっきりとうかがうことのできない、どこか見えない場所です。
そこは、なんらかの隠れ家。

境界があります。
あるいは、「魔」をやどす「謎」の領域。
あるいは、「神」がおりる「神聖」な領域。
畏れ、敬うことで共存することのできた領域。
ここではいまだ神や魔の営みがあるでしょう。

森に入っていくことは、境界を踏み越え、異世界に入ることでもありました。

そういう神秘的な場所があるからこそ、世界に面白さのようなものが残っていると思えるのではないでしょうか。
精神的な奥行きを保持できるのではないでしょうか。
人生のゆとり、世界のゆとりのような場所と言えるでしょう。

何かが隠れているかもしれない場所であり。
そしてまた自分たち自身の精神が隠れている場所でもあったのです。

森を喪うということは、世界から奥行きやゆとりというようなものを奪うでしょう。
なんらかのよりどころを奪うことになるのです。

自分たちのためにこそ、この世界に大切に置いておくことが必要な場所だと思います。
理屈抜きで。

森に関するリンク集

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【編集部.M】


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